うんこと死体の復権

 


 

◎ 一 般 :1,500円

◎ 25歳以下: 1,000円 

◎ 高校生以下: 500円

 

 

(定員25席)

*席数に限りがありますので、事前予約をお願い致します。
 

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こんにちは支配人です。

真庭市は生ごみを個別に回収して液肥を作っています。
それが役所や一部店舗では無料で配られています。
初めて真庭にきた時に、その液肥の存在と、だれでもどうぞの仕組みにとても驚きました。
さらに今では生ごみとし尿・浄化槽汚泥をエネルギーに変え、バイオマス発電も行っています。

そんな中で「うんこと死体の復権」です。
ポスターには、山の中でふんばる監督の姿。
こ、これは。
人間ひとりの規模感でつくる自然との関係性。
そうですよね。まずはそこから。
(タイトルからして)たくさんの示唆に富んだ映画です。どうぞお見逃しなく!

 

🪰

 

監督|関野吉晴
プロデューサー|前田亜紀、大島 新

(2024 年/日本/106 分/G区分)

          

🕳️

 

うんこと死体が地球を救う?
価値観を覆す、鼻つまみ者たちを巡る いのちの循環の旅へ −−

 

「グレートジャーニー」で知られる探検家で医師でもある関野吉晴はアマゾン奥地の狩猟採集民との暮らしを通して、自然とヒトとの関係について考え続けてきた。そして、2015年から『地球永住計画』というプロジェクトを始める。この地球で私たちが生き続けていくためにはどうしたらいいかを考える場だ。関野はそこで3人の賢人に出会う。野糞をすることに頑なにこだわり、半世紀に渡る野糞人生を送っている伊沢正名。うんこから生き物と自然のリンクを考察する生態学者の高槻成紀。そして、死体喰いの生き物たちを執拗に観察する絵本作家の舘野鴻。3人の活動を通して、現代生活において不潔なものとされるうんこ、無きモノにされがちな死体を見つめると、そこには無数の生き物たちが織りなす、世の中の常識を覆す「持続可能な未来」のヒントが隠されていた…。

 

 

🐜


関野吉晴(せきの・よしはる) が ″うんこと死体″ にたどり着くまで~

 

1949年  東京都墨田区生まれ

1968年  一橋大学で探検部創設

1971年  南米へ アマゾン川全域を下る 以降 25年間、通算10年以上、南米への旅を重ね、狩猟採集民と生活を共にする。 現地で役に立つと考え、医師を目指す

1982年  横浜市立大学医学部卒業

1993年  グレートジャーニー開始 南米最南端からアフリカの人類発祥の地まで約 53,000km を 8年3か月かけて踏破!

1999年  植村直己冒険賞受賞

2000年  旅の文化賞受賞

2002年  武蔵野美術大学教授(文化人類学)就任

2003年  足元を見つめるために、生まれ育った墨田区の皮なめし工場で見習い工として働く

2004年〜 新グレートジャーニー |北方ルート、南方ルートの旅 日本列島にやってきた人々の足跡を辿る

2008年〜 新グレートジャーニー |海のルート 自然から素材を集め、道具を一から作る太古の人類が日本列島へ海を渡って来た道のりを辿るため、砂鉄で鉄器を作り、その鉄器で舟を作り、島影と星を頼りにインドネシアから足掛け3年で航海

2014年〜 食材を一から作るプロジェクト開始 カレーライスを一から作る 種をまき、ヒナを育て、器やスプーンまでを一から

2015年〜 この地球でヒトが生き続けていくための対話の場「地球永住計画」始める

2020年〜 うんこと死体の復権活動

 

これまで出演者として映画化された作品に『プージェー』(2006/山田和也監督)、『縄文号とパクール号の航海』(2015/水本博之監督)、『カレーライスを一から作る』(2016/前田亜紀監督) など がある。著書に『人類は何を失いつつあるのか』(山極壽一氏との共著/朝日文庫)など多数。

 

🐛    

 

【登場人物紹介】

 伊沢正名(いざわ・まさな)

 

💩12/20 上映後、トークあり。伊沢さん、「糞土思想」を語る!

1950年生まれ、茨城県桜川市在住。県立水戸第一高校中退。
糞土師。1974年の元日に初めて野糞をして以来、50年間野糞をし続け、野糞の重要性を説く伝道師。
かつては、キノコ、コケ、変形菌など、菌類・隠花植物の写真家で、逆光、ローアングルで最大限絞り込み、長時間露光で撮った写真は評判を呼び、図鑑や写真集として刊行された。キノコ写真の第一人者と呼ばれる存在だったが、視写体のキノコたち、ひいては自然に対して、何かお返しができているだろうかと苦吟した結果、野糞こそが人と自然が共生し、自然界の命の循環を実現する至高の行為と開眼。やがて糞土師に専念するため写真家を廃業した。著書に『くう・ねる・のぐそ』(山と溪谷社)、『ウンコロジー入門』(偕成社)、『葉っぱのぐそをはじめよう』(山と溪谷社)などがある。

 

高槻成紀(たかつき・せいき)

1949年生まれ、東京都小平市在住。東北大学大学院理学研究科修了。
理学博士。専攻は野生動物保全生態学。東京大学、麻布大学教授を歴任。ニホンジカの生態学研究を長く続け、シカと植物群落の関係を解明するとともに、スリランカのアジアゾウ、モンゴルのモウコガゼル、タヒ(野生馬)、モンゴル草原の生物多様性などの研究も行う。最近では里山の自然や、玉川上水の動植物の調査、保全活動もおこなっている。 著書に『野生動物と共存できるか』(岩波ジュニア新書)、『タヌキ学入門:かちかち山から3.11まで』(誠文堂新光社)、『唱歌「ふるさと」の生態学~ウサギはなぜいなくなったのか?』(山と溪谷社)、『シカの生態誌』(東京大学出版会)、『もう木を伐らないで;玉川上水の生物多様性のために』(彩流社)など多数。

 

舘野 鴻(たての・ひろし)

1968年生まれ、神奈川県秦野市在住。札幌学院大学中退。
絵本作家、細密画家。幼少時より画家・熊田千佳慕氏に師事。1986年北海道へ居を移し、昆虫を中心に生物の観察を続ける。大学在学中に演劇、舞踏、音楽と出会い舞台に上がる一方、新左翼の立て看板描きなども行う。その後、土木作業員や生物調査のアルバイトの傍ら、図鑑や児童書の生物画、解剖図、景観図などを手がけるようになる。2005年より絵本の制作を始め、徹底した観察と調査で、日陰者(虫)の知られざる命のドラマを描く。『つちはんみょう』(偕成社)で小学館児童出版文化賞受賞。主な絵本に『しでむし』『ぎふちょう』『がろあむし』(偕成社)、読み物に『ソロ沼のものがたり』(岩波書店)、近作に絵本『うんこ虫を追え』(福音館書店)がある。

©2024「うんこと死体の復権」製作委員会

 

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