顔たち、ところどころ

 

 

 

 

 


◎ 一   般 : 1,500円

 25歳以下: 1,000円 

 高校生以下:   500円

 「飲み〜の」チケット: 2枚(1ドリンク付き)♪ 

(定員25席)

*席数に限りがありますので、事前予約をお願い致します。
 

-----------------------------------------------------------

 こんにちは支配人です。

さてこの秋、芸術の秋。アートがたくさんやってきます。
ということで、ビクトリィシアターもアートなやつを。

この写真(↓)、タンクでしょうかね。異様なほどでっかく写真を印刷して、こうやって大きな建物や構造物の壁に貼ってしまう、JRというアーティストがいます。日頃目にする風景を、アートひとつ差し込むことでがらりと変えてしまうマジカルな作品が、いまや世界中にあるとか。

こういうの「ミューラル・アート」と呼ばれるそうで、最近では世界中のあらゆる都市などで、巨大アートがビルや古い建築物の壁に描かれるようになりました。

この映画は、そんな若いアーティストJRと、映画界の巨匠アニエス・ヴァルダがフランス中をめぐる”共犯的”な旅のお話。

とっても奇跡的で、でもとっても普通で、素敵な映画です。

 

☝️9/7(土)は、上映後18時くらいから久世で「飲み〜の」です❗️
 「飲み〜の」チケットは、全日お使いいただけます。

 「飲み〜の」HPはこちら

 




 

顔たち、ところどころ

脚本 | 監督 | 出演:アニエス・ヴァルダ、JR

映画監督アニエス・ヴァルダと、写真家でアーティストのJR。
年の差45歳の二人が、フランスの田舎街を旅しながら
人々とふれあい育む、でこぼこで優しい友情。

 

2017年/フランス/89分/1:1.85/5.1ch/DCP
字幕翻訳:寺尾次郎 配給・宣伝:アップリンク
©Agnès Varda-JR-Ciné-Tamaris, Social Animals 2016

 

予告編
 

 

STORY

出逢い、生活、思い出、そして人生。
まるで古いアルバムをめくるような 顔、顔、顔。


映画監督アニエス・ヴァルダ(作中で87歳)と、写真家でアーティストのJR(作中で33歳)は、ある日一緒に映画を作ることにした。

JRのスタジオ付きトラックで人々の顔を撮ることにした二人は、さっそくフランスの村々をめぐり始めた。炭鉱労働者の村に一人で住む女性、ヤギの角を切らずに飼育することを信条とする養牧者、港湾労働者の妻たち、廃墟の村でピクニック、アンリ・カルティエ・ブレッソンのお墓、ギイ・ブルタンとの思い出の海岸、JRの100歳の祖母に会いに行き、J.L.ゴダールが映画『はなればなれに』で作ったルーブル美術館の最短見学記録を塗り替える・・・。

アニエスのだんだん見えづらくなる目、そしてサングラスを決して取ろうとしないJR、時に歌い、険悪になり、笑いながら、でこぼこな二人旅は続く。「JRは願いを叶えてくれた。人と出会い顔を撮ることだ。これなら皆を忘れない」とアニエスはつぶやく。


願いを叶えてくれたお礼にと、彼女はJRにあるプレゼントをしようとするが・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  


 

アニエス・ヴァルダ Agnès Varda

1928年、ベルギーのブリュッセルに生まれる。父親はギリシャ人、母親はフランス人で、5人兄弟姉妹の真ん中として育つ。
第二次世界大戦中の1940年、家族で南フランスに疎開。高校を卒業後、パリに移りソルボンヌ大学で文学と心理学の学士号を取得する。その後、学芸員になるためにルーヴル学院で美術史を学ぶも、手に職をつけたいとルイ・リュミエール国立学校で写真の夜間クラスを受講した。
幼馴染だった演出家のジャン・ヴィラールが1948年にアヴィニョン演劇祭を始めた時に専属カメラマンになり、ヴィラール率いるTNP(フランス国立民衆劇場)の専属カメラマンも1951年から10年間務めた。1954年、自宅の庭で初の個展を開催。同じ年、写真に飽き足らなくなり、友人アラン・レネの勧めで映画制作を開始し、デビュー作『ラ・ポワント・クールト』を監督した。この作品でヌーヴェル・ヴァーグの一派である"セーヌ左岸派"を代表する作家となる。1958年、同じく左岸派の映画監督だったジャック・ドゥミと出会い、1962年に結婚。同年に初長編『5時から7時までのクレオ』を制作。1965年の『幸福』でベルリン国際映画祭銀熊賞を受賞。以降、フィクションとドキュメンタリー双方の作品を多数、監督しており、2018年、第90回アカデミー賞で、長年の功績を称え名誉賞が授与された。

 

JR

1983年、パリ近郊で生まれる。
10代の頃からグラフィティ・ペインティングを始め、17歳のときにパリの地下鉄で拾ったカメラで、自分と仲間たちによるストリートアートの写真を撮って街の壁に貼り付けるようになる。以来、自らを「photograffeur(フォトグラファー)=フォトグラファー+グラフィティ・アーティスト」と称し、ケニアのゲットー、ブラジルの貧民街、パレスチナの分離壁、東日本大震災後の日本など、各国の壁を展示場所として、人々の巨大ポートレートを貼り、世界で最も注目されるアーティストの一人となる。匿名を守り、作品に何の解説も加えず、見る人に解釈してもらうことを基本的なスタンスとしている。
2010年に非営利団体メディアのTED Prizeを受賞し、そこで得た賞金10万ドルで個人参加型の「Inside Out」プロジェクトを開始。そのアジア初の展示が東京・ワタリウム美術館で2013年に開催された。現在はパリとニューヨークを拠点に活動している。

ブログに戻る