こちらは「上映のみチケット」です。
8/22の上映後に小田香さんのトークイベントがあります。
「トーク&上映」セットチケットをご希望の方は、
専用ページから購入してください。
購入後、PDF or AppleWallet チケットをダウンロードしてください。
受付でチケットのQRコードのご提示をお願いします。
☆当日支払い(現金/PayPay)をご希望の方は、以下予約フォームより、
希望チケット(日付、内容)・枚数をご記入の上、ご予約をお願いいたします。
------------------------------------------------------------------------
Cenote
メキシコの 泉(セノーテ)をめぐる神秘の旅
カメラは浮遊する 失われた光と記憶を呼び戻すために
セノーテはかつてマヤ文明の時代、唯一の水源であり雨乞いの儀式のために生け贄が捧げられた場所でもあった。
現在もマヤにルーツを持つ人々がこの泉の近辺に暮らしている。
現世と黄泉の世界を結ぶと信じられていたセノーテをめぐって交錯する、
人々の過去と現在の記憶。
そこに流れるのは「精霊の声」、「マヤ演劇のセリフテキスト」など、
マヤの人たちによって伝えられてきた言葉の数々。
カメラは水中と地上を浮遊し、 光と闇の魅惑の映像に遠い記憶がこだまする。
(2019|メキシコ・日本|マヤ語・スペイン語|75分|配給:スリーピン)
公式サイト:argane-film.info/cenote/
第1回大島渚賞受賞
ロッテルダム国際映画祭2020 正式出品
山形国際ドキュメンタリー映画祭2019 正式出品
◇
生け贄として何人もの少女が投げこまれたという神話的な泉の底を、一瞬も動くことをやめぬキャメラが奥深くまで探ってみても、彼岸への通路かもしれない薄ぐらい拡がりが見えてくるばかりだ。
その緩やかなリズムを不意に立ちきる固定キャメラが、えもいわれぬほど素晴らしい何人もの男女の顔を画面に浮きあがらせる。この転調をもっと見てみたい。
まぎれもない傑作なのだから。 ―――蓮實重彦(映画評論家)
500年前に葬られたマヤ文明の洞窟湖から、人々の苦難の声が聞こえてくる。前作『鉱 ARAGANE』をしのぐ傑作『セノーテ』、ぜひ多くの人に観てほしい。 ―――坂本龍一(音楽家)
私が映画を見ているのではない。映画によって私が見られている。その視線に晒されて『セノーテ』を見ている私は時空を超えた生命体に変身する。気がつくと、もはや誰でもない私がまったく無垢なる瞳で地上の世界を見つめているのだ。「あゝ映画はまだ生きている」死の淵でその幸福を噛みしめた。 ---諏訪敦彦(映画監督)
◇
小田香
Oda Kaori
1987年大阪府生まれ。フィルムメーカー。
2011年、ホリンズ大学(米国)教養学部映画コースを修了。卒業制作である中編作品『ノイズが言うには』が、なら国際映画祭2011 NARA-wave部門で観客賞を受賞。東京国際LGBT映画祭など国内外の映画祭で上映される。2013年、映画監督のタル・ベーラが陣頭指揮するfilm.factory (3年間の映画制作博士課程)に第1期生として招聘され、2016年に同プログラムを修了。2014年度ポーラ美術振興財団在外研究員。2015年に完成されたボスニアの炭鉱を主題とした第一長編作品『鉱 ARAGANE』が山形国際ドキュメンタリー映画祭2017・アジア千波万波部門にて特別賞を受賞。その後、リスボン国際ドキュメンタリー映画際やマル・デル・プラタ国際映画祭などで上映される。映画・映像を制作するプロセスの中で、「我々の人間性とはどういうもので、それがどこに向かっているのか」を探究する。
また世界に羽ばたく新しい才能を育てるために2020年に設立された大島渚賞(審査員長:坂本龍一、審査員:黒沢清/荒木啓子[PFFディレクター]、主催:ぴあフィルムフェスティバル)では第1回の受賞者となった。
◇
主催:わっしょいボヘミアン
後援:真庭市、真庭市教育委員会
助成:公益財団法人福武教育文化振興財団
-------------------------------------
◇ 新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、入館時はマスクを着用の上、こまめな手洗い・手指消毒にご協力ください。37.5℃以上の発熱のある方、体調不良の方の入館はご遠慮ください。
◇ 新型コロナウイルス感染状況によっては、会期や内容等が変更になる場合があります。
------------------------------------